老け顔になりたくないと思っていても、時の流れは残酷ですから知らず知らずにうちに老け顔が進んでしまっています。
特に普段食べている何気ない食事の中で、老け顔を進めてしまっている食べ物があるんです。
アメリカでは規制がかかっているものですが、日本では普通に食卓に出回っているため、気をつけている人と気をつけていない人とで将来に差が出て来そうです。
その原因となっている食べ物が『トランス脂肪酸』です。
このトランス脂肪酸が身体に及ぼすであろう影響を考えて、老け顔対策につなげていきたいと思います。
そのため、ここではトランス脂肪酸が多く含まれている食品を10つ選んで紹介していきます。
ぜひとも参考にしていただけたらと思います。
老け顔を早めるトランス脂肪酸とは?
そもそも、まずはトランス脂肪酸がどういったものか知らないといけませんよね。
脂肪酸というくらいだから、脂質と言うことは理解できますが、「トランス」ってどういうことでしょうか?
トランスと言う言葉の意味を考えると、「変化した」ということになります。
要するに、トランス脂肪酸と言うのは、
通常の脂肪酸が変化してできた脂肪酸と言うことです。
コレステロールに善玉と悪玉があるように、脂肪酸にも悪玉があると考えたらいいかもしれません。
脂質と言うのは3大栄養素の一つですから、身体にとって必要な栄養なのですが、悪玉のように
身体に害を与える脂質と言うものがあるわけですね。
そんなトランス脂肪酸ですが、身体にどういった影響を及ぼすのでしょうか?
トランス脂肪酸が身体に及ぼす影響とは?
トランス脂肪酸が悪玉と呼ばれる理由は、身体に害を及ぼすからです。
どんな害を及ぼすかと言うと、
悪玉コレステロールを増やしてしまうからです。
悪玉コレステロールと言えば、動脈硬化の原因となるもので、これが増えることによって脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めてしまいます。
だから、動脈硬化の原因である悪玉コレステロールを増やしてしまうトランス脂肪酸は悪玉なわけですね。
とはいえ、「害を与えるもの」とまで呼ばなくてもいいのではないか、と思うかもしれませんね。
あえて悪者にして、いい部分を見ようとしていないのでは?、と言う考えをもつのも大切です。
でも、本当に
いいところがないんですよ。
人間の細胞にある膜(細胞膜)というのは脂質でできているため、食べ物から摂取した脂質が構成に関わっていると言われていますが、
トランス脂肪酸は身体にとって何の役にも立っていません。
ましてや人間が生きていく上で必要なエネルギー源としても
意味をなしていないようなんです。
だからこそ、老け顔や老化対策のためにもトランス脂肪酸は極力食べないように注意していきたいですね。
でも、トランス脂肪酸ってどんな食品に含まれているの?
老け顔にならないようにするために、トランス脂肪酸を食べないようにしようとしても、トランス脂肪酸がどのような食品に含まれているのか知っていないとできませんよね?
そこで、
トランス脂肪酸を多く含む食品を10つ選んでみましたので、普段食べている食事と照らし合わせて見直していきましょう。
食品名 | トランス脂肪酸含有量(100g当たり) |
ショートニング(※1) | 1.2~31 |
マーガリン | 0.94~13 |
味付けポップコーン | 13 |
コンパウンドクリーム(※2) | 9.0~12 |
ファットスプレッド(※3) | 0.99~10 |
ハヤシルウ | 0.51~4.6 |
クッキー | 0.21~3.8 |
コーヒークリーム | 0.011~3.4 |
半生ケーキ | 0.17~3.0 |
クロワッサン(※4) | 0.29~3.0 |
※1パンや焼き菓子の製造などにバターやラードの代用として利用されます。
※2動物性と植物性が合わさったもの。
※3油脂を主成分にした「塗り物」のこと。
※4デニッシュをパイ用マーガリンで作っているためトランス脂肪酸たっぷりです。
以上が、トランス脂肪酸を多く含んでいる食品です。
よくよく見ていると、普段の生活で毎日食べているようなものを目にしますよね。
こういったところから、食事を改善していけば、老け顔対策にもなりますし、老化を予防して健康に生きていけると思います。
最初から全部を止めようと思ったら、難しいかもしれないので、できるところから食べないように食生活を変えていけたらいいですね。
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